7月29日にメロープラザにて午前中に磐周教育研究集会、午後に音楽実技研修会が行われた。研究集会では、村松佑子教諭(袋井市立高南小)が「感性を持って主体的に表現活動をする子をめざして」をテーマに研究実践を発表した。図形を楽譜に見立て、その形と大きさから強弱や音の出し方の発想を得ることで、「○○な音楽をつくりたい。」という思いが子どもたちに生まれ、主体的に学ぶ意欲がより高まった。また、ロイロノートの思考ツールを用いた実践では、音楽授業におけるタブレット端末の様々な活用例が紹介され、参加者から高い評価を得た。
鈴木拓馬教諭(磐田市立豊岡中)は、「主体的に創意工夫をして表現しようとする生徒の育成」をテーマに身近な言葉やボディーパーカッションによるリズムアンサンブルの実践を発表した。感染症対策をとりながら表現する機会と場を工夫し、演奏技術の難度を次第に高めることで生徒たちの意欲も高まり、主体的に学ぶ姿勢が育つことを示した。単元を通した指導と評価の計画が示されたことも、参加者から高い評価を得た。
実技研修会では、フラワービート代表の山本晶子先生をお招きし、様々な打楽器の基本的な演奏の仕方や、音楽の授業にすぐに応用できるアイデア満載の合奏曲の紹介をされた。後半は参加者も演奏に加わり、楽しく充実した研修会となった。